【リップル(XRP)】はアメリカのフィンテック企業、リップル社が開発した仮想通貨です。2022年3月現在時価総額は6位で、日本の仮想通貨取引所でも扱いがある人気のアルトコインのひとつです。
えーと・・・とりあえずフィンテックがわからない・・・
フィンテックっていうのは【金融】(Finance)と【技術(Technology)を組み合わせた造語にゃん♪ざっくりお金関係のサービスと情報技術(IT)をくっつけた感じにゃん♪
なるほど!スマホでお金振り込んだりとか家計簿アプリとかもそうなのかな?
お金関係のサービスとITをくっつけるイメージにゃん♪スマホでできる支払いサービスとかがわかりやすいかもにゃん♪
金融サービスが十分ではない発展途上国などでは、スマホを使った金融サービスが急速に広がっています。デジタル化・グローバル化が進む中で、より便利な国際送金システムを作るために【リップル】は開発されました。
【リップル】の特徴
リップルは管理の主体がある仮想通貨
【リップル】は米リップル社(Ripple, Inc.)が開発・管理している仮想通貨で、国際送金ソリューション【RippleNet】で利用される仮想通貨です。
あれっ?仮想通貨は管理主体がないものなんじゃないの?
仮想通貨といえば分散管理ののイメージが強いけど、リップルには管理する主体があるんだにゃん♪
リップルは、XRP Ledger(XRPレジャー)と呼ばれる独自の分散台帳技術によって管理されていることも、大きな特徴の一つです
国際送金システムをスムーズにするために作られた
リップルは既存の国際送金システム、SWIFT(スイフト)の問題を解決し、より安くより早い国際決済を可能にする目的で開発されました。リップル・トランザクション・プロトコル(RTXP)と呼ばれる送金システムの中で使われる仮想通貨が、リップルです。
これまでの国際送金には、SWIFT(国際銀行間通信協会)のルール上、多くの時間とそれにともなう手数料が発生していました。しかし、RTXPを使うと、例えばリップルを軸にして【日本円】→【リップル】→【ドル】という流れを作ることができ、短い時間で国際送金取引が可能です。異なる通貨を橋渡しする、という意味からブリッジ通貨ともいわれます。
発行上限の1000億XRPは全て発行済み
リップルの発行上限数量は 1000億 XRP で、既にすべて発行済みとなっています。ビットコインの発行上限は2100万枚なので、およそ5000倍の発行数です。
えっ?ビットコインと比べたら、すごーく多くない?
リップルの目的は【国際送金】だから、将来的に世界中で使われることを予想して、たくさん発行されているんだにゃん♪
なるほど、発行枚数にはちゃんと理由があるんだね〜
金融機関とのつながりが深い
仮想通貨は、これまでの中央集権的な金融システムとは異なる分散管理型の性質が注目されています。それに対してリップルは、既存通貨のスムーズな国際間送金に特化した仮想通貨のため、昔からの金融機関とのつながりが強い珍しい仮想通貨ともいえます。
世界規模で多くの金融機関がリップルへ出資しており、日本国内ではSBIホールディングスが有名です。金融機関との提携も多く、海外の金融機関では、イングランド銀行や、シンガポール金融管理局(シンガポールの中央銀行)バンク・オブ・アメリカが出資しています。日本国内の金融機関でも、SBIホールディングスのほか、三菱UFJ銀行・みずほフィナンシャルグループ・りそな銀行など数多くの金融機関と提携しています。
最近のグローバル化から考えて、このようなつながりはより強力になっていく可能性が高く、それにともなって通貨としての価値も高まる可能性があります。
ロックアップによる価格安定
リップル社は自社で大量のXRPを保有しています。そのため、リップル社が自社保有のXRPを売却すれば価格が下がるのでは?と不安に思うユーザーのために、リップル社は過去に保有するリップルの9割をロックアップしました。仮想通貨におけるロックアップとは、大量に保有している通貨を、市場に出す前に一定期間凍結することです。
ロックアップは株式市場の用語で、株の新規公開前から持ってた株を一定期間売却できないようにすることにゃん♪上場直後に株式が一気に大量売却されて大暴落しないようにするためにやるんだにゃん♪
リップル社は自社のリップルを大量売却できないよう、ロックアップすることで価格の安定を保とうとしています。
リップル投資での注意点
リップルは主要な仮想通貨の一つであり、日本国内でも複数の仮想通貨取引所で売買ができます。ロックアップで価格の安定を目指してはいますが、他の金融商品に比べて価格変動が大きい【仮想通貨】であることに変わりはない、ということは必ず頭に入れておきましょう。
また、ビットコインやイーサリアムと違い、中央集権管理であることから、管理元のリップル社の動向には気をつける必要があります。
リップルとは?まとめ
リップルは、他とは異なる中央集権的な仕組みやブリッジ通貨としての機能性など、独自の特徴を持つの仮想通貨です。比較的安定的に運用されており、管理元のリップル社は多数の金融機関から出資も受けています。仮想通貨がより身近な海外送金の手段となれば、リップルの価値が上がる可能性は十分にあると言えます。
子どもが海外留学とかしてたら、手数料を気にせずサクッと送れるってことか〜
リップルは、グローバルに金融業界から期待されている仮想通貨にゃん♪その成長に注目しておこうにゃん♪