楽天NFTは２０２２年２月２５日から始まった、楽天独自のNFTをあつかうNFTマーケットプレイスです。楽天会員であれば、仮想通貨を持っていなくても簡単に独自のNFTを買ったり販売したりできます。
えーと、NFTってそもそもなんだっけ？
NFTとは「Non Fungible Token」（ノンファジブルトークン）の略で、直訳すると、非代替性トークンという意味になります。これまでデジタルデータは簡単にコピーや改竄ができてしまう、という問題点がありました、ブロックチェーン技術を使うことで【唯一無二の（代替えが効かない）一点もの】にすることが可能になりました。そのようにしてできた一点もののデジタル資産が、NFTです。
NFTってよくわからない・仮想通貨ってちょっと怖そう、と思っている人でも、気軽に利用できるにゃん♪
楽天NFTとは？
楽天NFTマーケットプレイスでは、楽天独自のブロックチェーン技術を使った楽天NFTの取引ができます。始め方は楽天NFT公式サイトから
①楽天IDでログイン
②楽天NFT用のニックネームを決定
③利用規約と個人情報保護方針を確認し、同意
という３ステップ！いつものオンランショッピングと同じ感覚で、クレジットカードや楽天ポイントを利用しNFTを購入できます。自分だけのコレクションを作れば、かんたんに唯一無二のオリジナルデータ・楽天NFTを楽しめます。
通常のNFTマーケットプレイスでNFT（モーメントとも呼ぶ）を購入するためには、仮想通貨が必要です。また、ガス代と言われる手数料もかかります。でも、楽天NFTなら楽天IDがあればクレジットカードや楽天ポイントでも支払いができます。そうやって購入したNFTは、自分で楽しむだけでなく、個人間マーケットでの売買も可能です。
２０２２年６月現在、「ULTRAMAN（ウルトラマン）」のデジタルアートや、日刊スポーツの紙面のNFT、Jリーグ公認NFTコレクション「J.LEAGUE NFT COLLECTION PLAYERS ANTHEM」、人気アイドル『アンダービースティー』のNFTを取り扱っています。
ショップではモーメントが１つ・または複数まとまった商品【パック】を、個人間マーケットプレイスではユーザが出品しているモーメントを購入できます。楽天IDに登録しているクレジットカードもしくは楽天ポイントをご利用いただけます。ショップで売り切れてしまったものも、個人間マーケットプレイスで取り扱いがあったりしますので、気になるものは公式サイトで確認してみましょう。楽天会員登録やログインをしていなくても、パソコンやスマホからサイトを閲覧したり商品を探すこともできます。
購入したモーメントを出品する場合
購入した楽天NFTは個人間マーケットに出品して売ることもできます。マイコレクションから出品したいするモーメントを選び、詳細ページの「保有中のトークン」欄から、出品するシリアル番号の「出品する」ボタンをクリックしましょう。これで出品が完了し、売上金は楽天ペイアプリを使って銀行口座に出金したり、楽天キャッシュにチャージして電子マネーとして使うことができます。
販売価格は３００円以上９９９９９９９円以下の間で自分で自由に設定できます。その際、販売価格から１４%の手数料が発生するので注意してください。
楽天NFTのメリット・デメリット
楽天NFTのメリットは、仮想通貨やブロックチェーンなどの知識がなくても、楽天会員であれば簡単に手軽に利用できるということです。仮想通貨ではなく、クレジット決済で通常のオンラインショッピングのようにNFTを購入でき、楽天ポイントも貯まります。
楽天NFTのデメリットは、楽天IDがないと使用できないということ。また、仮想通貨での決済はできません。そして、最大のデメリットは楽天NFT以外にNFTを持ち出すことができないため、楽天会員をやめてしまうと購入したNFTもなくなってしまう点です。
楽天NFTを出品して売り上げが出た場合には、1ヶ月の最大出金額が１００万円まで、
１回の出金は１０万円までで１０００円以上、１円単位となります。販売価格の１４%が手数料となることにも注意しましょう。出品できるのは楽天NFTのショップかマーケットプレイスで購入したものに限られ、自作のモーメントを出品することはできません。
他のNFTとの比較
NFTは、本来中央集権ではない（中央の決まった誰かが管理するのではなくみんなで管理する）民主的なもの、という価値が大きいため、楽天が中央となって管理している楽天NFTについては様々な意見も聞かれます。
まだ始まったばかりのサービスであり、他のマーケットプレイスと比べて取扱量も少なく（２０２２年４月時点では出品数は１３０程度）、同様の理由で流通量も少ないのが現状です。世界最大のNFTマーケット、OpenSeaは世界で１００万人以上のユーザーが利用していて、流通総額は３６００億、出品数は８０００万点を超えています。
取扱数は徐々に増えていくと思いますが、選べるNFTが少ないのはデメリットと言えます。また、楽天NFTは２０２２年６月現在、サービスは国内のみの提供なため、海外作品は流通しておらず、海外作品の購入や海外に向けての販売を考えている場合には注意が必要です（将来的には海外への進出も予定されています）。
その他の国内 NFTマーケットプレイス
国内のNFTマーケットには２０２１年３月から始まったCoincheckNFT（β版）があります。運営が国内最大級の取引所ということで、仮想通貨取引と連携したサービスが強みとなっています。
NFTを身近なものにする楽天NFT
楽天NFTは、仮想通貨やNFTについて馴染みのない方にとって、これからのデジタル時代のデジタル資産を、身近に感じられるサービスです。仮想通貨を取引したり管理したりするのはハードルが高い、という方でも、楽天会員であれば使い慣れた日本円を使って売買ができたり、楽しむことができというのは大きな強み。
仮想通貨どころか現金を使うのもハードルが高い、という人は楽天ポイントを使ってNFTを購入してみるというのもおすすめです。
NFTって超ハードル高かったけど、使い慣れた楽天で経験を積んでから世界のNFT市場デビューっていいかも♪
NFTは世の中を大きく変えると言われている注目の最新技術にゃん♪一緒に楽しもうにゃーん♪
