仮想通貨取引する時には、見えない手数料と呼ばれる【スプレッド】が発生します。仮想通貨取引に限らず、資産運用をしていく時にはそこに発生してくる手数料を意識することが大切です。
金融機関等を使って投資運用を行う時には、そのサービスに対して手数料を支払います。サービスを提供する金融機関の利益は、そいうった手数料が元になりますから【手数料=悪】というわけではありません。
ただし払わなくていい手数料があるなら、それは支払わないに越したことはありません。特に長期の運用を考える時には、手数料ををいかに小さく抑えるかが、その運用効率・結果に大きく影響します。
手数料は資産運用に必要なコストで、それを小さくできれば利益は大きくなるにゃん♪
【スプレッド】は仮想通貨取引の見えない手数料
多くの仮想通貨取引所では、販売所方式での仮想通貨売買手数料は無料となっています。しかし、実際の仮想通貨取引では【スプレッド】という、実質の手数料・コストが存在していることに注意しましょう。
仮想通貨取引のスプレッドの意味
仮想通貨取引の販売所方式では、その取引所が各仮想通貨の売値と買値を決め、ユーザーはその決められた価格で希望の仮想通貨を買ったり売ったりします。
その時に決められている売値と買値には差があり、この差額部分のことを【スプレッド】と言います。売値に比べて買値の方が高く設定されるので、例えば何らかの仮想通貨を購入してそれをすぐに売却した場合には、売値と買値の差額分がマイナスになってしまいます。
売値99円、買値101円の時に買ったものをすぐ売ると101円−99円=2円損する事になるにゃん♪
仮想通貨取引には色々な手数料があり、特に初心者にとってスプレッドは意識しにくいものです。【手数料無料】と出ていても、取引所ごとに仮想通貨によって別途スプレッドが合うことは頭に入れておきましょう。
また、スプレッドは相場によっても変化するため、常に一定というわけではありません。その時々で各取引所の通貨ごとのスプレッドを調べ、売値と買値の価格差が小さい取引所を選ぶと効率よく利益を得ることができます。
ただし、スプレッドや手数料を意識しすぎても身動きが取れなくなってしまうので注意してにゃん♪
必要な手数料はきちんと払ったほうが効率がいいこともあるもんね。費用対効果ってやつだね!
販売所と取引所でのスプレッドの違い
仮想通貨の取引をする【仮想通貨取引所】は、取引相手とシステムの違いで
【販売所方式】と【取引所方式】の二種類があります。
仮想通貨取引所によっては、販売所方式のみ設置している場合もあれば販売所方式と取引所方式の両方を用意している業者もあります。
取引所の中に【販売所】と【取引所】があるってややこしや〜
ちょっとややこしいけど、すぐ慣れるから大丈夫にゃん♪
取引所方式の場合、取引はユーザー同士の個人で行われるのでスプレッドは販売所に比べて狭いか、もしくは無料となっています。
そういった理由で、取引所を利用した方が手数料負担は軽くなる可能性が高いのですが、注文方法が難しかったり、その仮想通貨の取引が少ない場合、取引自体が成立しにくい
(相手が見つからない)というデメリットもあります。
どちらの方式を使うか決めている場合には、口座を開く取引所が、販売所方式なのか・取引所方式なのか・両方設置なのか、口座を開設する際にしっかり調べておきましょう。
同じ取引所でも、販売所と取引所とでは売買できる仮想通貨が違うこともあります。ビットコインやイーサリアムなどのメジャーなアルトコインで、取引量の多い通貨であれば販売所と取引所の両方で扱っています。
しかし、その他のマイナーな通貨になると、扱い所は販売所のみという場合もあります。合わせて確認しておきましょう。
【スプレッド】を正しく意識して快適な取引をしよう
仮想通貨取引の【スプレッド】は、見えない手数料として特に注意しておきたい部分です。スプレッドの意識を持てば、最低限のコスト負担で効果的に仮想通貨取引・運用ができます。
ただし、手数料やスプレッドを気にしすぎて取引がうまくできなかったり、トラブルにあったりしては意味がありません。自分の知識や経験に合わせて、必要な手数料を払うことも時には必要です。資産運用はストレスを感じてしまうと続けられなくなってしまいますので、あまりシビアになりすぎず自分にあった投資方法を見つけましょう。
システムの使いやすさやサポート、セキュリティ内容と手数料・スプレッドのバランスが大事だにゃん♪