仮想通貨の情報を集め始めると、目につくことが増えるキーワードに【エアドロップ】があります。英語で【Airdrop】とは(パラシュートなどで)空中投下するという意味で、空から降って落ちてくる、といったイメージです。
仮想通貨でいうところの【エアドロップ】は、仮想通貨のマーケティング等キャンペーンの一環として、開発元が自社の仮想通貨やトークンを無償で配布することや、イベントのことを指します。誰にでも無償配布されるわけではなく、ある条件をクリアすることで仮想通貨がプレゼントされます。
仮想通貨は気になるけど手元の資産を減らすのは怖い、という方には、無料で仮想通貨を手に入れられるチャンスなので、上手に活用しましょう。
エアドロップとは?
エアドロップは、仮想通貨を発行している企業が行うイベントで、主にその仮想通貨をより多くの人に知ってもらうことを目的に行われます。ただで仮想通貨がもらえるなんて、怪しい、と思う方もいるかもしれませんが、エアドロップは知ってもらうのが目的。食品会社が新商品を出した時に試食や試飲をするようなそんなイメージです。
また、エアドロップをするよ!と発表するだけでも話題になりますので、それ自体も広告となります。エアドロップで配られる仮想通貨はあくまで宣伝なので、それほど量も多くはありません。
エアドロップで仮想通貨をもらうには
エアドロップで仮想通貨をもらうにはいくつか方法がありますが、特定の仮想通貨を保有しする、コミュニティに参加する、条件を満たす投稿をSNSへポストする、という形が一般的です。
エアドロップを保有してもらう
取引所に特定の仮想通貨を保有して参加するエアドロップは、口座内の対象仮想通貨の保有量がエアドロップの条件を満たしていれば、受け取ることができます。
2022年6月現在、日本国内で簡単に参加できるエアドロップとしては、仮想通貨取引所のBITPoint(ビットポイント)で、APENFTというトークンのエアドロップに参加できます。
エアドロップ対象の仮想通貨の扱いがあっても、エアドロップに対応してくれる取引所とそうでない所があるから注意するにゃん♪
APENFTエアドロップ期間と付与条件
2021年2月10日(木)日本時間21:00以降、2023年6月10日(土)まで、毎月10日にスナップショット(日本時間21:00)実施。毎月実施されるスナップショット時に、ビットポイントの口座内にトロン(TRX)を100TRX以上保有していれば、特に申請等しなくても、取引所がスナップショップを取得してくれます。
特定のコミュニティへの参加・SNSでのアクション
特定のグループへの参加(会員登録)や、TwitterやFacebookなど指定のSNSでリツイートやフォローをおこなう等、定められた条件を満たすことでエアドロップに参加する方法もあります。中にはクイズの正解者に賞品といった感じでエアドロップする場合もあります。
エアドロップのメリット・デメリット
メリットは?
エアドロップで配布される暗号資産は無料ですから、単純に配布された時点での自身が保有する暗号資産が増えます。また、無料配布された暗号資産が、数年後大きく価値が跳ね上がった例もあり、大きな利益につながる可能性もあります。
配布された時にはマイナーな仮想通貨であっても、時が経つにつれて価値のある仮想通貨となり、価格が上昇するという楽しみが持てるのもメリットです。
デメリット・注意点
お得な事が目につきやすいエアドロップですが、気をつけなければならない点もいくつかあります。エアドロップは、各企業から発表・実施されますが、ごく稀に発表をした後に実施されない場合があります。また、中には個人情報目当ての詐欺もあります。
グループ参加のために、会員登録のためのメールアドレスや個人情報の登録を行う場合には、エアドロップを実施する団体の信頼性を確認しましょう。通常、まともな団体であればウォレットの秘密鍵やパスワードを入力することはありません。メールアドレス以外にも個人情報を要求してくる可能性もあります。フィッシング詐欺など、個人情報を抜き取ろうとする詐欺業者には十分注意しましょう。
もう一つの注意点として、エアドロップによって得た利益に税金がかかる可能性があります。今のところエアドロップの利益で税金は発生しませんが、今後暗号資産が一般的に普及していった場合、確定申告が必要ということもあり得ます。
エアドロップはメリット・デメリットを理解して活用しよう♪
エアドロップで無料の暗号資産を受ける事は大きなメリットですが、同時にデメリットもあります。うまく活用すれば資産を増やす大きなチャンス、でも個人情報の漏洩やハッキングで資産を減らすようなことがあっては元も子もありません。どんなにお得と思っても、信頼性を疑う場合は、利用しない勇気も必要です。
こまめに信頼できる情報を集めて、上手に活用していこうにゃん♪